ワークショップ「マイクロフィルムの現状と保存、可能性」(2011-1-26)

2011年1月26日、「マイクロフィルムの現状と保存、可能性」と題したワークショップが当法人共催で開催されました。

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【開催趣旨】

マイクロフィルムのビネガーシンドロームは、多くの図書館・博物館で問題となっています。
しかし、すべてのマイクロフィルムを保存していく環境整備や複製作成は、予算的に不可能です。それで、どの図書館でも手を出せずにいます。
そのため、現在のマイクロフィルムの保存状況を整理し、必要最低限の対策の整理が必要となっています。
慶應義塾大学斯道文庫は、50年前から先進的にマイクロ撮影行っていたため、古いマイクロが多数残されています。
斯道文庫設立50年を迎えて、マイクロフィルムの現状調査を着手しました。
この調査報告と東京大学経済学図書館でのマイクロフィルム保存調査報告を中心として、マイクロフィルムの現状を整理し、株式会社ニチマイから資料保存の問題整理、最適方法を提案していただきます。
それを受けて、資料保存のための紙、マイクロ、デジタルを利用した最適な資料保存と利用について、講師を中心として意見交換を行います。

 

【タイムテーブル】

14:00 主催挨拶

14:10 「マイクロフィルムの基礎知識と斯道文庫におけるマイクロ調査報告」 西山 洋介(慶應義塾大学斯道文庫 )

14:50 「東大経済学図書館におけるマイクロ調査報告」 矢野 正隆(東京大学経済学部資料室)

15:30 「マイクロフィルム保存の考え方」 潮田 峰雄(ニチマイ株式会社)

16:10 休憩

16:20 意見交換「紙、マイクロデジタルの資料保存とマイクロの可能性を考える」
・問題提起 入江 伸(慶應義塾大学メディアセンター本部 )
・小島 浩之(東京大学経済学部資料室)
・矢野 正隆(東京大学経済学部資料室)
・西山 洋介(慶應義塾大学斯道文庫 )
・潮田 峰雄(ニチマイ株式会社)

 

主催:慶應義塾大学メディアセンター本部
共催:デジタルアーカイブフォーラム、NPO法人デジタルヘリテージデザイン